実家の空き家の固定資産税が払えない場合はどうする?

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実家の空き家の固定資産税が払えない場合はどうする?

実家の空き家の固定資産税が払えない場合はどうする?

2023/06/07

不動産の所有者は、毎年固定資産税を支払う必要があります。
しかし、住宅ローンの返済と一緒に税金を納めるのは生活に負担が重くのしかかります。
中には、相続によって不動産の所有者となった方もいらっしゃるでしょう。
もし、固定資産税を支払えない状況になった時、どうなるのでしょうか。
そこで、今回は固定資産税の支払いについて見ていきましょう。

□実家の相続後に固定資産税が払えないケースとは?

*手元の現金預金が不足する場合

被相続人が遺した相続財産や負債は、相続放棄する場合を除き、全て相続人に相続されます。
したがって、不動産を相続によって所有した人が固定資産税を支払う必要があります。

相続財産は、現金預金や不動産、有価証券などさまざまです。
しかし、固定資産税を納付する方法は、原則、現金納付のみとなっています。
そのため、以下の条件に当てはまる場合、固定資産税を支払えない可能性があります。

・遺産分割協議で取得した相続財産が不動産だけで、手元の現金預金が少ない
・遺産分割協議が固定資産税の納付期限までに決まらず、被相続人の現金預金が凍結された状態

相続財産の中で不動産の比率が高い場合、その分固定資産税の負担も大きくなります。
また、相続財産のうち、現金預金の割合が少ない場合や相続人にまとまった貯金がない場合は、資金を納付期限までに用意できず、固定資産税を支払えない可能性があります。

*相続放棄した場合

相続放棄をした場合、支払えないというよりは、固定資産税を支払う必要がなくなるという表現が正しいでしょう。

相続放棄とは、相続があることを知った日から3ヶ月以内に相続放棄の手続きをすることを指します。
相続放棄をすれば、相続財産だけでなく借金や滞納税金などの負債も放棄できます。
被相続人が債務超過している場合、債務の引継ぎを回避するために行うケースが多いです。

相続放棄をすることによって、不動産の所有者ではなくなるので、固定資産税も支払う必要がなくなります。

しかし、年末に相続が発生した際は、相続放棄をするタイミング次第で固定資産税を支払わないといけなくなる可能性があります。
固定資産税の納税義務者は、1月1日に課税台帳に登録されている不動産の所有者です。

相続放棄の手続きを年内にできず、年明けの手続き完了になると固定資産税の納税義務者となることがあるので注意しましょう。

□空き家の固定資産税が払えないとどうなるのか

固定資産税が払えなくなった場合、どのようなことが起きるのでしょうか。

*督促や催告があり、延納金が発生する

期日までに固定資産税を支払わなかった場合、「督促状」が送られます。
これは、支払い期限から20日以内に発行される書類で、送られた後も滞納を続けた場合、次は「催告書」が届けられます。
そして、延滞金も発生するので更なるお金を支払うことになってしまうので注意しましょう。

*財産が差し押さえられる

催告書が届いてもなお固定資産税を払わなかった場合、財産を差し押さえる準備が始まります。
滞納者の許可なく、役所の徴収職員によって財産調査や身辺調査が行われ、「差押予告書」が送付されます。

差押予告書の期日までに支払わなかった場合、財産の差し押さえが実行されます。
最悪の場合、不動産まで差し押さえられることもあるため、必ず期日までに支払うようにしましょう。

□固定資産税が払えないときはどうするべき?

どうしても固定資産税が払えない場合は、これから紹介する対処法を参考にしてみてください。

1つ目は、滞納する前に自治体の窓口に相談することです。
固定資産税は地方税なので、市区町村役場への問い合わせになります。
まずは、一度相談してみましょう。

2つ目は、分納を相談することです。
「細かく分納できるなら、納付できる」という方は分納の相談をしてみましょう。
しかし、分納するということはその分期限が伸びるので、滞納金を抱える危険性が高くなります。
そのため、必ず計画的に納付できるという自信がある方におすすめです。

3つ目は、徴収猶予の相談をすることです。
事業不振や災害、病気などの特別な事情がある時は、1年間の徴収猶予を受けることができます。
この期間であれば、滞納金が発生したり、財産が差し押さえになったりすることもありません。
何か特別な事情がある方は、一度相談してみましょう。

4つ目は、不動産の売却を検討することです。
固定資産税は毎年支払う必要があるので、猶予や分納でやりくりしてもまたすぐに次の納税が迫ってきます。
毎年支払う目途が立たない場合、不動産を売却するのも1つの方法です。

□まとめ

固定資産税を支払えず、滞納してしまうと滞納金が発生します。
そのため、毎年支払い続けることを負担に感じている方は、まずは自治体に相談してみましょう。
また、売却するのも1つの方法です。
売却をすることによって、固定資産税の支払い義務もなくなりますし、空き家の管理をする必要もなくなります。
当社では、無料で査定・相談を承っておりますので、売却を検討される時はお気軽にお問い合わせください。

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