空き家の有効活用を一挙紹介します！

2023/04/07

空き家をお持ちの方で、どうしたら有効活用できるのだろうとお悩みの方も多いでしょう。
今回は、そんな方に向けて、空き家を有効活用する方法、空き家を解体してから有効活用する方法、空き家を有効活用する時の注意点について一挙ご紹介します。
具体的な例を挙げながらご紹介しますので、ぜひイメージしながら読み進めてみてくださいね。

□空き家の有効活用方法について

空き家でお悩みの方に向けて、ここでは空き家の有効活用方法についてご紹介します。

1つ目は、居住用賃貸です。
大きな改修工事をすることなくそのまま貸すことができるため、高い収益性が見込めます。
アパートよりも供給量が少ないので、一度入居者が決まると長く住み続けてくれるでしょう。

2つ目は、シェアハウスです。
シェアハウスは若者を中心に人気な形態です。
シェアハウスとして成功させるためには、物件のコンセプトを明確にして、他の物件との差別化をすることが重要となります。

3つ目は、民泊です。
民泊には空き家でも行える民泊の「家主不在型」と家主が住んでいる自宅の一部で行う民泊の「家主居住型」の2種類があります。
家主不在型であれば、空き家でも民泊経営を行えます。
ただし、家主不在型で民泊を行う場合は住宅宿泊管理業者に管理の委託をすることが決められています。

4つ目は、介護施設です。
デイサービスやグループホームといった介護施設として貸し出すという方法もあります。
介護事業者への一棟貸しとなりますので、安定した収入を見込めるでしょう。

5つ目は、セーフティネット住宅です。
セーフティネット住宅とは、高齢者世帯や子育て世帯、被災者、障害者、日本の国籍を持たない方、低額所得者といった、住宅確保要配慮者の入居を拒まない住宅として登録できる住宅を指します。
セーフティネット住宅に登録するためには満たすべき要件がありますので確認してみてくださいね。

6つ目は、サテライトオフィスです。
近年、IT企業が地方の空き家をサテライトオフィスとして借りることがあります。
ただし、サテライトオフィスとするには高速通信環境が整備されていることが条件となります。

7つ目は、コワーキングスペースです。
コワーキングスペースとは、会員制の事務所スペースを共有できる施設を指します。
テレワークが普及したことで利用者が急激に増えているため、かなり広い範囲で事業として展開できるでしょう。

8つ目は、時間貸しです。
貸し会議室として多目的に使用するという方法もあります。

9つ目は、店舗貸しです。
個人に貸すよりも家賃滞納といったトラブルが起きにくく、家賃滞納された時の差し押さえ等もしやすいという利点があります。

10つ目は、トランクルームです。
およそ1畳程度のスペースで区切って貸し出すといった仕組みでトランクルームにする方法も挙げられます。

□空き家を解体した時の有効活用方法

ここまでは、空き家をそのまま有効活用する方法をご紹介しましたが、空き家を解体してから有効活用する手段もあります。
そこでここからは、空き家を解体した時の有効活用方法をご紹介します。

1つ目は、アパートやマンションへの建て替えです。
最寄り駅から徒歩圏内であったり、子育て世代や若者に人気なエリアであったりすると、安定した収益が見込めるでしょう。

2つ目は、賃貸併用住宅への建て替えです。
マイホームとして活用する一方、戸建て賃貸として貸し出す方法です。

3つ目は、コインパーキング・月極駐車場にすることです。
最小限の費用で土地整備が行え、短期間で経営を開始できます。

□空き家を有効活用する時の注意点

ここまでは、空き家の有効活用方法についてご紹介しました。
では、実際に有効活用する時の注意点についても見ていきましょう。

1つ目は、空き家の期間をできるだけ短くすることです。
空き家の状態が長く続いてしまうと、犯罪リスクが高まったり、税金が課せられたりといったデメリットが生じてしまいます。
特定空き家に指定されてしまうと土地の固定資産税が上がってしまうため要注意です。
そのため、できるだけ早いうちに対処すると良いでしょう。

2つ目は、修繕費に注意することです。
空き家を賃貸住宅にしたり賃貸店舗にしたりする時、オーナーには修繕義務があることを理解しておくと良いでしょう。
設備が故障したら、費用を負担して修理をする必要があります。

3つ目は、需要を見極めて慎重に判断することです。
空き家の有効活用を決定する前に、プロの意見を聞くことが重要です。
それをもとに収益性や安定性等を含めて検討した上で決定することをおすすめします。