土地の共有名義人が死亡したら相続税はどうなる?

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土地の共有名義人が死亡したら相続税はどうなる?

土地の共有名義人が死亡したら相続税はどうなる?

2023/01/07

「土地の共有名義人が死亡したら相続税はどうなるのかな」
「死亡した共有名義人の土地を相続した時の手続き方法を教えてほしい」
このようにお考えの方も多くいらっしゃると思います。
そこで今回は、死亡した共有名義人の土地を相続した場合の手続き方法と土地の共有名義人が死亡した場合の相続税についてご紹介します。

□死亡した共有名義人の土地を相続した場合の手続き方法

共有名義人が亡くなられて相続した場合の手続き方法を解説します。

まずは、相続人の確定です。
公的書類で、誰が法定相続人になるかを証明する必要があります。
被相続人の出生時の戸籍から死亡するまでの戸籍を全て収集しなければなりません。
法定相続人を証明するためにも、各相続人が被相続人の死亡日以降に発行された戸籍謄本を取得する必要があります。

次に、遺産分割協議にて、誰が取得するかを決めます。
遺言書があれば、遺言書の通りに遺産分割を行います。
遺言書は、公証役場で検索したり、自宅で保管されていそうな場所を探したり、法務局で検索したりして探してみましょう。

遺言書がなければ、遺産分割協議で相続人全員が話し合います。
遺産分割協議は、法定相続人全員が揃う必要がありますが、協議は電話やメールでも可能です。
法定相続分通りに分割するのが基本ですが、相続人全員の同意があれば異なる割合での分割も可能となります。

誰が取得するかを決めたら、相続人全員が押印します。
遺産分割協議書を作成しておけば、後のトラブル防止にもつながります。

遺産分割協議書は相続人本人が作成できますが、ミスを防ぐためにも弁護士や司法書士に依頼する方が良いでしょう。
なお、作成費用は法律事務所ごとに異なりますが、およそ5〜10万円ほどです。
遺産額によってはさらに高くなる場合もあります。

最後に、不動産管轄の役所にて、登記する不動産の評価証明書を取得します。
毎年役所から送られる「固定資産納税通知書」の不動産価格が記載されているページをコピーしても問題ありません。

以上が手続き方法でした。
ここまでで分かるように、相続登記にはたくさんの書類を集める必要があります。
各書類は数百円ですが、郵送費等を入れると費用は数千円かかるかもしれません。

また、実際に登記申請する場合は、登録免許税も納める必要があります。
不動産評価証明書の価格に1000分の4をかけた額が納める額となります。
相続する不動産が共有持分であれば、さらにその割合をかけた額が登録免許税となります。

このように、相続登記にかかる費用もありますので、事前に費用を確保しておくことをおすすめします。

□土地の共有名義人が死亡した場合の相続税について

共有名義人が亡くなられて、その土地を相続した場合、相続税が発生します。
そのため、税務署で相続税の申告と納税をする必要が生じます。

被相続人の住所地を管轄する税務署で申告を行います。
申告の期限は、被相続人が死亡したことを知った日の翌日から10ヶ月以内です。
期限を過ぎてしまうと加算税や延滞税がかかってしまいますので注意しましょう。

しかし、遺産分割協議が長引くなど、期限までに相続が終わらない、なんてこともあります。
そのような場合は、法定相続分で分割したと仮定して、相続税を申告しましょう。
仮の申告後に遺産分割が確定したら、その分割割合に合わせて追加で納税したり、支払い過ぎた税金の還付を申告したりしてくださいね。

□共有名義の土地を相続する前に知っておくこと

共有名義の土地を相続する前に、相続前に知っておくべきことを紹介します。

1つ目は、残債がないかを確認することです。
土地だけに限りませんが、相続する場合はローンの残債がないかを確認しておきましょう。
完済しているのであれば金融機関から抵当権の抹消登記に必要となる書類を受け取り、相続登記をした後に抵当権の抹消登記をしておかなければなりません。
残債がある場合は、相続人がその債務を返済する必要があります。

2つ目は、共有持分を買い取ってもらえることです。
遺産分割協議により、全ての権利を取得した場合は取得した名義人の意思のみで売却が可能です。
しかし、共有持分である場合、他の共有者が売却に応じないと全ての権利を売却することはできません。
この場合に、ご自身の持分のみを売却することが可能となります。
不動産会社の中には、この持分のみを買い取ってくれる業者もあります。
持分のみを売却したいという方は、このような選択肢を選んでも良いかもしれませんね。

以上のことを、共有名義の土地を相続する前に知っておいてくださいね。

□まとめ

今回は、死亡した共有名義人の土地を相続した場合の手続き方法と土地の共有名義人が死亡した場合の相続税についてご紹介しました。
共有名義人が亡くなられて、その土地を相続した場合、相続税が発生しますので、しっかりと手続きをしてくださいね。
何か気になることがございましたらお気軽に当社までお問い合わせください。

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