相続した家の固定資産税は誰が払う?確認方法も併せてご紹介

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相続した家の固定資産税は誰が払う?確認方法も併せてご紹介

相続した家の固定資産税は誰が払う?確認方法も併せてご紹介

2022/11/17

「相続したけれど、固定資産税は誰が払うのかな」
「どのように固定資産税を確認すればいいのか」
このようにお考えの方も多くいらっしゃると思います。
そこで今回は、相続した家の固定資産税について詳しく解説します。
固定資産税についてお悩みでしたら、ぜひ最後までご覧ください。

□相続した家の固定資産税は誰が支払う税金?

固定資産税とは、土地や不動産を所有している限り毎年課される税金のことを指します。
その固定資産税は、誰が支払うべきなのでしょうか。
基本を確認していきましょう。

固定資産税は、1月1日時点で、土地や不動産といった固定資産税の対象となる財産を所有している人に課税されます。
法務局に登録がされていない、未登記の不動産でも、固定資産税は課せられます。
未登録であったとしても、現地調査等を経て固定資産台帳に登録されます。
なお、亡くなられた方の土地や不動産に対しても、固定資産税は課せられます。

固定資産税の対象となる財産は、土地と不動産ですが、それ以外にも、土地や家屋、償却資産等が挙げられます。
土地や不動産はイメージが湧きやすいと思いますが、償却資産はあまりイメージできないという方もいらっしゃるでしょう。

償却資産とは、土地や不動産以外の事業用資産のことを指します。
ただし、車両は自動車税・軽自動車税の課税対象となりますので、固定資産税の対象とはなりません。
事業を営んでいる場合は、機械や構築物といった事業用資産にも固定資産税が課せられると捉えておくことをおすすめします。
事業を営んでいない場合は、主に土地と不動産に課せられると考えて良いでしょう。

固定資産税は、その年の4月1日時点、固定資産台帳に登録されている評価額が基準となります。
この評価額は3年に1度見直されます。

ただし、新築・増改築した場合や土地の分合筆等があった場合や基準年度の価格によることが適当ではない場合は再度評価されることとなっています。
この固定資産税評価額は、固定資産税課税明細書を確認することでわかります。

固定資産税は、課税標準額×税率で算出できます。
基本的に1.4パーセントですが、異なる場合もありますので確認してみましょう。
なお、固定資産税の計算は市町村が行いますので、納税者側で計算する必要はありません。

ここまでで、固定資産税についてご理解していただけたと思います。
しかし、亡くなられた方の財産で、固定資産税を支払っていない場合もありますよね。
そのような場合は誰が支払う必要があるのでしょうか。

被相続人未払い固定資産税は、基本的に、相続人が支払うこととなります。
その負担としては、原則として法定相続分です。

なお、負担者は、遺言や遺産分割協議にて決めることも可能となります。
例えば、被相続人の債務を全て配偶者が負担するということが決まったのであれば、その未払い固定資産税も配偶者が負担することとなります。

相続人が支払った未払いの固定資産税は、相続税の計算上、債務控除の対象となります。
相続税の対象である財産から差し引かれることとなるのです。
そのため、支払ったことが分かる領収書等の資料を保存しておくことをおすすめします。

相続する相続人が決定したら、法務局で相続登記をしましょう。
通常であれば、相続登記をすることで自動的に固定資産税の納税義務者も変更されます。

未登記家屋であれば、市町村役場に変更届を出しましょう。
建物の中には、登記されていない建物もあります。
そのため、市区町村役場に所有者変更届を出しておくと良いでしょう。

以上が、固定資産税の基礎知識でした。

□固定資産税額の確認方法について解説

固定資産税の確認方法について、さらに詳しく解説します。
固定資産税は通常、年4回支払うこととなります。
基本的に、4月、7月、12月、翌年2月の分割払いとなります。

固定資産税は、課税標準額×税率で算出できると前章で解説しましたが、この税額計算の基礎となる固定資産税評価額は、マイホームを持っている人であれば、毎年送付される固定資産税課税明細書を見れば分かるでしょう。
ご自身が所有していない不動産の固定資産税評価額を知りたい場合は、各市町村にある固定資産課税台帳を閲覧することで確認ができます。

なお、マイホームの土地は、200平方メートルまでの部分の価格を、1/6にしてくれるという特例もあります。
建物部分に関しても、新築であれば3年間、認定住宅であれば5年間、120平方メートル相当分までは半額にしてくれる特例があります。
詳しくは各市町村等に問い合わせて確認してみてくださいね。

□まとめ

今回は、相続した家の固定資産税について詳しく解説しました。
固定資産税に関して、ご理解していただけましたか。
固定資産税は、1月1日時点で土地や不動産等の固定資産税の対象となる財産を所有している人に課税され、被相続人の未払い固定資産税は、基本的に、相続人が支払うこととなることを把握しておきましょう。

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