空き家が倒壊した場合の責任の所在は?倒壊の前兆に気付きましょう

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空き家が倒壊した場合の責任の所在は?倒壊の前兆に気付きましょう

空き家が倒壊した場合の責任の所在は?倒壊の前兆に気付きましょう

2022/05/08

空き家が倒壊した場合、責任の所在はどこにあるのでしょうか。
空き家が倒壊してしまうと、近隣住民に危害が及んでしまうことがあります。
倒壊を防ぐために、倒壊の前兆についても押さえておきましょう。
ぜひ参考にしてみてください。

□空き家を放置した時のリスクとは?

まず初めに空き家を放置した時のリスクをご紹介します。
ここでは、4つのリスクについてみていきます。

1つ目のリスクは、倒壊する可能性があることです。
空き家は放置していたら、時間の経過とともにどんどん劣化していきます。
柱や壁が傷んできたり、土台が不安定になったりすると、建物が傾き倒壊する可能性があるでしょう。

雪がたくさん降る地域では、空き家の雪下ろしをする人がいないといった問題も発生します。
雪が屋根に積もったために、空き家が倒壊する事例もあります。

2つ目は、景観が悪くなることです。
空き家は倒壊の可能性もありますが、それだけではありません。
空き家が放置されていることにより、景観が悪くなってしまうこともあります。

例えば、空き家の敷地内の草木は手入れがされずに伸び放題だったり、そこに寄ってくる虫がいたりします。
そういった荒れている土地は誰も住んでいないと認識されるので、ゴミを不法投棄されることもあるでしょう。
ゴミが溜まることによって、さらに景観を損なって、悪臭がするなどの問題にもなっていきます。

3つ目は、火災や放火の被害に遭う可能性があることです。
誰も住んでいなくても、傷んだ配線などから出火することがあります。

空き家のために発見が遅れてしまい、被害が近隣にまで及ぶことも考えられるでしょう。
被害が拡大しやすい空き家での火災は危険です。
また、空き家は人目につきにくいことから、放火の被害に遭うこともあります。

4つ目は、庭木の倒木の可能性があることです。
空き家の庭は手入れされないことが多いです。
木が剪定されずに放置され、倒れてくることがあるでしょう。
隣の民家に倒れてしまい家屋を壊した場合は、賠償責任が発生するリスクもあります。

□空き家が倒壊した場合の責任の所在はどこ?

続いては、空き家が倒壊した場合の責任の所在についてご説明します。

空き家が倒壊したら、その責任を負うのは空き家の所有者です。
基本的に、空き家の倒壊などにおける損害は、空き家の所有者が負います。

倒壊により近隣へ損害を与えた場合、損害の度合いによっては何千万円から何億円もの賠償責任が発生します。
非常に高額になることもあるので、リスクへの対処は必須でしょう。
リスクへの対処とは、空き家を放置せずに適切に管理を行うことです。

具体的に損害賠償の事例を1つご紹介します。

損害賠償の範囲として、まずは所有している空き家の解体費用がかかります。
解体費用は、家の形状や広さによって異なりますが、木造の場合だと建坪50坪ほどで250万円くらいになるのが一般的でしょう。

その次に、近隣の建物に対する損害賠償費用、及び家財の損害に対する賠償責任を負います。
この費用に関しては、修繕で済む範囲内なのか、建て替えまでする必要があるのかによって大きく異なります。
建て替える場合は、何千万円もの賠償金になることもあります。

もし火災保険に加入していたとしても、空き家の場合は保険の対象外となることも多いです。
注意してください。

□空き家の倒壊の前兆を把握しましょう

最後に、空き家が倒壊する手前の前兆についてご紹介します。
倒壊してしまう前に、対処することが重要です。

家が傾いてきたら、倒壊してしまう前兆と言えます。
空き家は壁や屋根など、ありとあらゆる部分が傷んでいます。
全体的に劣化が進行していると、倒壊する前兆を読み取ることは案外難しいです。

難しい中でも、1つ見分けるポイントがあります。
それが、家の傾きです。
空き家が著しく傾き始めたら、倒壊の前兆と思って良いでしょう。

家が傾いている状態とは、家の内部が弱くなっていることを示します。
建物は基本的に水平のものと垂直のもので構成されます。
そのため、壁や床は垂直と水平になっていますね。
しかし、これらが歪んで家が傾いていると、内部の構造が大きく損傷しているため、倒壊の前兆とわかるのです。

もし家の傾きを発見したら、すぐにどのように対処するか検討することをおすすめします。
一番は、傾く前に対処することです。
空き家の劣化がそれほどに進行してしまう前に、定期的なメンテナンスを行うことが大切でしょう。

放置しっぱなしにせずに、一定期間に数回はお手入れをすると決めておくと良いです。
もし空き家を活用する予定がないのなら、売却することを視野に入れても良いでしょう。
売却してしまった方が、空き家を保有し続けるよりメリットが大きいことがあります。
ぜひ検討してみてください。

□まとめ

この記事では、空き家のリスクと空き家が倒壊した場合の責任の所在について解説しました。
空き家は放置していると、さまざまなリスクがあります。
倒壊を避けるためにも、定期的なメンテナンスを忘れずに行いましょう。
不動産に関する悩みをお持ちの方は、お気軽に当社までご相談ください。
 

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