琵琶湖の絶景!日本初の「大津サービスエリア」が~恋人の聖地~となったわけ
2022/02/02
日本で初めてパンを食べたのは織田信長といわれています。
日本で初めて眼鏡をかけたのは徳川家康だそうです。
電話、ボールペン、扇風機、傘、靴、コート。
身の回りにあるもの全てに、かつて「日本で初めて」だった瞬間があって、
あるものは変化し、あるものはほぼ原形を留めたまま、今はこの形でここにある。
そんなことを考えだすと、人もものもみんな一緒に、同じ時代の流れの中にあるのだなあと、
しみじみとした気持ちになります。
織田信長の家臣は、パンを見てどう思ったでしょう。
徳川家康の側近は、眼鏡をかけた家康を見てどんな顔をしたでしょう。
驚いたかな。ワクワクしたかな。「上様はまた妙なものを・・」と渋面だったかな。
今ではありふれたものが「誰も見たことのないもの」だった頃の、人々の反応を想像するのも楽しいです。
日本で初めて新婚旅行に行った夫婦は、幕末の志士、坂本龍馬・お龍夫妻といわれています。
当時は、男女が肩を並べて外を歩くなどもっての外、という時代。
移動手段は馬か徒歩だったと考えられますが、ふたりは京都を出発して現在の鹿児島県霧島へ向かい、
温泉めぐりや登山を楽しんだとのことです。
日本で初めて国産ガソリン車を作った人は、車好きで知られた有栖川宮威仁親王と、
内山駒之助・吉田真太郎という二人の技術者でした。
1907年(明治40年)に第1号が完成。
最高速度は16㎞/hで、ガタクリ、ガタクリとのんびり走る様子から「タクリー号」という愛称が付けられたそうです。
日本で初めて開通した高速道路は、名神高速道路です。
1963年(昭和38年)に栗東-尼崎間が開通しました。
当初は高速道路自体が観光名所となっており、路肩に車を止めて、お弁当を食べながら疾走する車を見物したり、
記念撮影したりといった、今では考えられないような、のどかな光景も見られたようです。
そして名神高速道路の開通に合わせて、日本で初めてできたサービスエリア、
それがここ大津の玄関口「大津サービスエリア」です。
1963年にオープンした当初は、駐車場とトイレのみの施設だったそうですが、
今は近江牛など地元の食材を使った食事を楽しんだり、滋賀県生まれの「飛び出し坊や」のお土産を買ったりできます。
でもこのサービスエリア一番の目玉は、なんといっても琵琶湖の絶景です。
ドライブの休憩をしながら、美しい琵琶湖や比叡山を一望できる、唯一無二のサービスエリアです。
夜には大津市街の煌びやかな夜景が眼下に広がり、あえて夜に訪れる人も多いのだとか。
また「恋人の聖地」にも認定されており、上り線の展望デッキに、大きなハート型のモニュメントがあります。
「日本の高速道路始まりの地を、二人の歴史のスタート地点に」という意味を込めて定められました。
日本に「恋人の聖地」は数多ありますが、目的地ではなく、出発点や通過点に「恋人の聖地」を定めるのも、
とてもロマンチックな考え方だなあと思います。
カップルだけでなく、大切な家族や友達との記念撮影にもおすすめのフォトスポットです。
歴史上の「初めて」に触れる第一号に、自分がなれるチャンスはなかなかありません。
でも自分史上でなら「初めて」はいくらでも経験できる。そう思うと日常も俄然面白くなってきます。
(ちなみに最近の「自分史上初」は布団乾燥機。ホースを入れるだけで隅々までカラッと温まる不思議に、何度も手を入れては感動する毎日です。)
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