欧米では新築よりも中古が主流??
2023/02/28
いつもご覧頂きありがとうございます。大浦です。
本日は海外不動産シリーズとして、
『アメリカ不動産の流通状況と今後の日本の動向』についてお話させていただきます。
日本ではよく家を買うことは、『一生に一度の買い物』と言われることが多いです。
ただ、アメリカでは少し違います。
もちろん彼らにとって不動産は決して安い買い物ではありません。
不動産購入のリスクは、日本もアメリカもさほどの違いはありません。
それでも一度購入した家に住み続けるのは、アメリカでは少数派になります。
新婚時は、小さめなコンドミニアムを買い、子供が出来たら大きめな庭のある戸建て、
子供が独立し夫婦2人になればまた小さめなコンドミニアムに住み替える。
住む家のサイズがライフステージによって変わっていくイメージです。
アメリカではそれが一般的な考えだそうです。
アメリカで不動産売買に関連した話題でよく目にする言葉に、
『First Home Buyer』初めて家を購入する人。そして彼らのための住宅ローンも多く存在します。
Firstとあるくらいなので、2回目以降もあると前提されているのです。
不動産の購入は1回だけではなくて、何回かあるよという意味なのでしょうか。
よって自然と中古物件市場の流動性は日本より多くなっています。
では、実際に日本とアメリカではどれくらいの差があるのでしょうか?
下記2021年の大まかなデータです。
日本の住宅市場流通量
新築・・・約85%
中古・・・約15%
アメリカの住宅市場流通量
新築・・・約20%
中古・・・約80%
いかがでしょうか??
中古住宅の流通量において日本とアメリカでは約5倍もの差があります。
日本では将来人口減少に伴い、新築住宅より中古住宅の流通が増えるのが明らかです。
2018年4月より、ホームインスペクション(中古住宅の売買契約前に専門家による住宅の劣化等の検査)
の説明が義務化されました。日本ではまだあまりなじみのない言葉ですが、欧米では主流です。
これにより中古住宅の流通が期待されます。
弊社では主に中古住宅の売買を専門に行っておりますので、経験・知識は豊富です。
ささいな事でも真摯に対応します。
ご興味頂いた方は下記よりお気軽にご相談くださいませ(^^♪