空き家問題の解決策についてご紹介します
2023/02/17
近年増加している、空き家問題。
空き家を放置することで、多くの問題が生じてしまうため、一刻も早く解決しなければなりません。
そんな空き家は、なぜ増え続けているのか、そしてどのように解決していくべきなのでしょうか。
今回は、空き家が増加し続けている原因とその解決策についてご紹介します。
空き家問題でお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。
□空き家が増加し続けている原因は?
空き家の割合は、年々増え続けています。
総務省の平成30年住宅・土地統計調査によると、空き家率は13.6%と過去最高の割合となっています。
これは昭和38年から常に増加し続けている状況で、かなり多いことがわかります。
では、なぜ増加し続けているのでしょうか。
その理由について解明していきます。
1つ目の理由は、高齢者が転居し住む人がいなくなるからです。
住んでいた高齢者が老人ホームや施設、子どもの自宅に転居することにより、住む人がいなくなってしまいます。
この転居は別の地域に転居することが多いため、その地域の活力低下や道路・水道、電気といったインフラの維持も難しくなるといわれています。
さらに、住む人の減少により病院や銀行、スーパーといった日常生活に必要となる施設が減ってしまうこともあるでしょう。
2つ目の理由は、所有者が空き家を流通させずに放置するからです。
住んでいた高齢者の方が亡くなってしまったり、家を相続した人がそのまま何もせず放置してしまったりすることは少なくありません。
相続に関わらず、自分の所有している空き家をそのまま放置している、という場合もあります。
その理由としては、物置として利用しているから、解体費用がかけられないから、将来使うかもしれないからということが挙げられます。
このような理由により、空き家は年々増加し続けているのです。
空き家が増加することで、景観上の問題や犯罪のターゲットとなってしまいます。
具体的には、雑草による景観の悪化や不衛生な状態からの悪臭の発生、老朽化による建物の倒壊等が挙げられます。
さらに、不法侵入・不法投棄・放火といった犯罪リスクも高くなり、周辺の治安にも影響してしまいます。
□空き家問題の解決策について
では、そんな空き家問題をどのように解決していくべきでしょうか。
ここからは、空き家問題の解決策についてご紹介します。
1つ目は、空き家を不動産会社に売却することです。
空き家を売却する時は、空き家付きでの売却か、空き家を解体して売却するかのどちらかになります。
空き家の売却を検討するのであれば、空き家の販売が得意な不動産会社を見つけることをおすすめします。
売りたい空き家にできるだけ近い場所に位置する不動産屋が良いでしょう。
また、空き家のローンの残債が多く、返済が厳しい場合には任意売却をするという手段もあります。
不動産の売却はローンの完済が条件となりますが、任意売却という方法を選択することで、完済していなくても売却が可能となります。
ただし、債務者と任意売却を担当する不動産会社との協力がないと成立しません。
2つ目は、空き家を更地にしてから土地を売ることです。
空き家は築年数が経過している傾向にあるため、なかなか売れない可能性があります。
築年数の経過した戸建てはどうしても資産価値が低くなってしまうからです。
そこで、解体して更地にし、土地のみを売却するという方法もあります。
更地にした方が、比較的短期間で高めに売却することが可能になるでしょう。
ただし、更地にすることでいくつかデメリットも挙げられます。
土地に住宅用家屋が建っている場合は住宅用地の特例が適用され、固定資産税は最大1/6、都市計画税は最大で1/3まで減額されますが、更地にすることでこの適用がなくなります。
加えて、更地にすると建物の解体費用も必要になります。
3つ目は、空き家管理サービスを利用することです。
空き家に今後住むことを検討していたり、手入れを続けていきたいと考えていたりする方もいらっしゃいますよね。
そのような場合は、空き家管理サービスを利用することがおすすめです。
当社の空き家管理サービスには、下記がございます。
月額3000円プラン:
建物の外側からの目視管理、郵便ポストの中身や雑草などの近隣への影響をご報告いたします。
月額5000円プラン:
上記月額3000円プラン内容に加え、建物内に入り、通気や通水などを行います。
□まとめ
今回は、空き家が増加し続けている原因とその解決策についてご紹介しました。
空き家問題でお困りの方は、不動産を売却する・更地にしてから売却する・任意売却をする・空き家管理サービスを利用するという方法を検討してみてくださいね。
空き家の売却をお考えでしたら、ぜひ当社にお任せください。
お客様に寄り添ったご提案をさせていただきます。