遺産相続はいつまでに行うの?期限の有無に分けてご紹介します!

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遺産相続はいつまでに行うの?期限の有無に分けてご紹介します!

遺産相続はいつまでに行うの?期限の有無に分けてご紹介します!

2022/06/17

「遺産相続の手続きがよく分からない」
「期限がある遺産相続手続きには何があるのか」
このようにお悩みの方は多いですよね。

この記事では、遺産相続手続きを期限の有無に分けてご紹介します。
遺産相続手続きでお悩みの方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

□期限のある遺産相続手続きをご紹介します

ここでは、期限のある遺産相続手続きについてご紹介します。

1つ目は、相続放棄と限定承認についてです。
相続放棄とは、亡くなられた方のすべての遺産を継ぐ権利を放棄することを指します。
明らかに負の遺産が多い場合に選択されるでしょう。
このような相続放棄や限定承認をする場合は、亡くなられた日もしくは亡くなられたことを知った日から3ヶ月以内に、家庭裁判所に必要書類を揃えて申請する必要があります。

2つ目は、準確定申告についてです。
準確定申告とは、亡くなられた方の確定申告のことを指します。
準確定申告は、通常の確定申告の時期とは異なり、亡くなられてから4ヶ月以内に故人に代わって相続人が行う必要がある申告手続きです。

なお、準確定申告が必要なケースは、以下のような場合です。

・故人が自営業または個人事業主だった場合
・故人に不動産所得があった場合
・故人が年金をもらい、収入金額が400万円を超えた場合
・故人の給与所得や退職所得以外の所得が年20万円を超えた場合
・故人が2ヶ所以上から給与を受けた場合
・個人の給与所得が2000万円を超えた場合
・故人が高額な医療費を支払っていた場合
・故人がふるさと納税で5市区町村以上に寄付した場合
・故人が生命保険や損害保険などの満期金や一時金を受け取った場合

3つ目は、相続税についてです。
亡くなられた方の遺産総額が基礎控除額を超えてしまった場合は、その分に対して相続税が課されます。
相続税の申告や納税の期限は、亡くなられた日の翌日から10ヶ月以内です。
10ヶ月を超えてしまうと延滞税等がかかってしまう場合があるので、しっかりと期限を守りましょう。

以上が、主な期限が決められている遺産相続手続きでした。
しかし、その他にも期限が決められている手続きはあります。
簡単にご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

まず、遺留分侵害額請求です。
これは、時効1年または除斥期間10年とされています。
最低限保障された財産の取り分が侵害されている場合に、他の相続人にお金を請求できます。
なお、時効とは、相続開始と遺留分の侵害を知ってからの期間のことで、除斥期間とは、相続開始から10年以内の期間を指します。

次に、国民年金死亡一時金請求です。
期限は、2年です。
老齢基礎年金や障害基礎年金を受けないまま亡くなられた場合に、生計を同一にされていた遺族に支給されます。

次に、生命保険金の請求です。
期限は、3年です。
保険契約者もしくは保険金受取人が生命保険会社に請求します。

次に、相続税の更生の請求です。
期限は、5年です。
過払いの相続税を還付してもらう手続きのことです。

最後に、遺族年金請求の手続きです。
期限は、5年です。
厚生年金保険または国民年金の被保険者だった方が亡くなられた場合に、条件を満たす遺族が支給の対象です。

□期限が決まっていない遺産相続手続きは?

では、ここからは期限が決まっていない遺産相続手続きについてご紹介します。

1つ目は、遺産分割協議です。
遺産分割協議とは、相続人全員が合意して被相続人の遺産の分け方を決める協議のことを指します。
この手続きに法律上の期限は定められていないので、例えば相続開始後10年以上経過していても協議は可能です。
しかし、長期間放っておくと後から面倒なことが多くなるので、注意が必要です。

2つ目は、預貯金等の解約・名義変更です。
口座の名義人が亡くなられた場合、金融機関はその方の口座を凍結しますが、その解約や名義変更には期限が定められていないので、すぐに手続きをする必要はありません。
ただし、10年以上口座を使用していない場合、休眠口座に含められてしまう可能性があるので注意しましょう。

3つ目は、不動産の相続登記です。
現在は、不動産の相続登記に期限は定められていませんが、相続登記の義務化についての法案が2022年4月28日に公布されました。
この法案が施行されれば相続登記が義務化になります。
相続登記を放置すると、その他の手続きが複雑化してしまうため、早めに手続きを進めていただくことをおすすめします。

以上が、期限の決められていない遺産相続手続きでした。
期限が決められていないからといって先延ばしにしてしまうと、忘れてしまい結局手続きができなかった、という状態になるかもしれません。
そのため、できるだけ早く手続きを行うことを意識しておきましょう。

□まとめ

今回は、遺産相続手続きを、期限の有無に分けてご紹介しました。
期限を超えてしまうとスムーズに手続きを行えない恐れも出てきますので、期限は守るようにしましょう。
当社は、お客様から多くの支持をいただいております。
何かご質問や疑問点等がございましたら、お気軽に当社までご連絡ください。

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