離婚時に家から持ち出すべきものは?持ち出しリストを把握しておきましょう
2022/06/07
離婚をした直後は手続きや用意などでバタバタする方は多いです。
そのため、離婚をしようと考えている方は離婚時の持ち出しリストを把握しておくと良いでしょう。
この記事では、別居時の荷物の持ち出しの基本や持ち出しリスト、別居で必要となる手続きについてご説明します。
ぜひ参考にしてみてください。
□別居時の荷物の持ち出しの基本とは?
まずはじめに、別居する時の荷物持ち出しの基本についてお話しします。
別居をすることを決めた時に、問題となることが2つ挙げられます。
1つ目は、別居前の準備が不十分で、十分に荷物を持ち出せなかったことです。
つまり、別居のために荷物を持ち出したいが、どのように準備すれば良いかという問題です。
そして2つ目は、別居時に持ち出した荷物が多過ぎて、不適切な持ち出しだと揉めることです。
この場合は、相手のDVやモラハラなどが問題になっているケースもあります。
基本的に離婚のために別居をするとなると、暴力や暴言などがある場合を除いて、まずは離婚したい意思を伝えることが大切です。
そして、離婚条件についても話し合いをすると良いでしょう。
別居をする前に、離婚についての話し合いをしっかりと行っておくことで、荷物の持ち出しについてもトラブルに発展することは少なくなります。
ただ、以下のようなケースでは、話し合うことが難しいです。
・相手が離婚に強く反対している時
・離婚の条件で大きく意見が対立している時
・相手が復縁を望んでいる時
上記のようなケースで離婚を進めるためには、半強制的に別居に踏み切ることもあるでしょう。
そうなると、荷物の持ち出しについても双方が納得のいく形で決定することは難しいでしょう。
そのため、離婚前に自分で判断して、準備を進めておく必要があります。
また、押さえておいてほしいことが、別居後に忘れ物を取りに戻ることは難しいということです。
離婚協議が円満に進んでいたり、すでに別居が長期に渡っていたりするケースでは、別居した後でも荷物のやりとりはスムーズでしょう。
しかし、現在進行形で別居を検討しているケースでは、当面は忘れ物を取りに戻ることは難しいでしょう。
そこで、後でご紹介するような持ち出しリストを作っておくことが大切になります。
別居の時の荷物の持ち出しに関しては、今後の離婚までの流れを円滑に進められるかどうかに影響を与えます。
適切ではない対応をすると、住居侵入罪や窃盗罪などの犯罪となる可能性もあります。
慎重に対応が求められる部分でもあるでしょう。
□別居時の持ち出しリストをご紹介
続いては、別居する時の持ち出しリストをご紹介します。
持ち出しリストを作成する上でのポイントは、持ち出すものに優先順位をつけることです。
場合によっては、ゆっくりと荷物を運び出すことが難しいかもしれません。
また、時間が経つと、相手と揉めていたり荷物を既に捨てられていたりするかもしれません。
下記は別居をするタイミングで持ち出しておくと良いものです。
参考にしてみて下さい。
・預金通帳、キャッシュカード、印鑑
・健康保険証
・年金手帳
・身分証明書
・DVや浮気を証明するのに必要な証拠など
このリストのものは、必ず持ち出すことをおすすめします。
また、忘れやすいものとしてよくあるのが、友達や知人の連絡先を書いたメモです。
携帯に連絡先が入っている場合は大丈夫ですが、旧友などは年賀状だけでやりとりしている場合もあるでしょう。
そのような場合の連絡先なども持ってくるようにすると良いでしょう。
□別居の時に必要な手続き
最後に、別居をする時に必要になってくる手続きについてご紹介します。
まずは住民票を移すことです。
家から出ていく場合は、住まいが変わります。
引っ越してから14日以内に住民票を移す手続きが必要になります。
住民票を移していないと、子どもの転園や転校の手続きができなかったり、公的機関からの郵便物が元の家に届いてしまったりします。
万が一、DV被害に遭っていて、相手に引っ越し先を知られたくない場合は、手続きをする時に役所に相談して下さい。
閲覧制限をかけてもらうと良いでしょう。
課税証明書も取得する必要があります。
別居中の生活費として、婚姻費用を請求することがあります。
そのような場合は、相手の収入を確認するために、課税証明書という書類が必要になることがあります。
お住まいの地域の役所で取得できますが、住民票を移した後だと、配偶者の課税証明書を取得することは難しくなるでしょう。
課税証明書を取得するためには、住民票を移す前に行う必要があります。
注意して下さい。
□まとめ
この記事では、離婚をする時の荷物の持ち出しについて解説しました。
離婚をするしたら、すぐに別居という訳にはいかないので準備が必要です。
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