大津市の比叡山にたたずむ延暦寺について
2022/01/30
いつもご覧頂きありがとうございます。大浦です。
本日は先日のお話の続き、『比叡山延暦寺』について深掘りしていきます。
比叡山延暦寺は、天台宗の総本山として京都と滋賀の境に鎮座し、山全体がお寺とされています。前回もお話させて頂きましたが、東塔、西塔、横川エリアに分かれています。そんな延暦寺ですが、古都京都の文化財として1994年にユネスコの世界遺産に登録されました。この地に建てられた理由は、平安京から見て、比叡山が北東に位置していたからです。陰陽道では「北東」の方角は鬼が出入りする「鬼門」と呼ばれており、平安京にとっての鬼門に延暦寺を建てることで魔を封じようとしました。
延暦7年に伝教大師こと最澄が一乗止観院(現在の根本中堂)を建立したことが延暦寺の始まりといわれています。最澄は平安時代の僧侶で、37歳のときに空海(弘法大師)とともに遣唐使として中国にわたり、仏教をはじめ様ざまな学問を学びます。後世に法然や親鸞をはじめ多くの名僧を輩出したことから「日本仏教の母山」ともいわれています。
そんな根本中堂が現在平成の大規模改修を行っています。
2016年からスタートして完成が2026年を予定しているそうです。10年に及ぶ大規模改修です。
足場は屋根の上まであり、今の時期屋根の高さまで登って根本中堂を屋根の上からご覧頂けます。
改修後は見れない光景ですので、是非一度大津まで遊びにきてみてはいかがでしょうか!?